「食育学習会」開催後、学習会開催地域の団体ごとに、学習会で学んだ知識を食事サービス提供に反映する方法や食事サービス利用者への情報提供について検討しました。
地 域 | 実施日 | 参加人数 |
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福井県越前市 | 平成23年12月2日 | 13人 |
山梨県甲府市 | 平成24年2月9日 | 40人 |
奈良県奈良市 | 平成24年1月31日 | 12人 |
宮城県仙台市 | 平成24年1月下旬~2月上旬 | 60人 |
どの地域でも「講師の話は有意義であり、このような学習会を定期的に開催してほしい」という意見が多くありました。(講義内容はこちらをご覧ください。)
今後の食事サービス提供において、学習会の講義内容のうち、すぐに実践できることは、「肉や魚などの動物性食品を献立にしっかり入れる」、「学習内容を参考にしたバランスのよい献立の作成」、「利用者に学習会の内容を伝える」、「食品を安全に提供するために、衛生面、食品の取扱などにいつも心掛ける」などがありました。
実践したいが事前に検討が必要なことは、「弁当1食分に高たんぱく質の食品を入れて、バランスがよい献立になるように見直す」、「町内ごとに、利用者が共食できるように、会場の検討や意識調査をする」、「50歳からの食生活講座(調理や栄養指導等)を開講する」などがありました。
すぐに実践することは難しいが、将来の課題としては、「弁当に多くの食材を入れる」、「利用者一人ひとりに対応した献立を考える」、「出不精な方へ会食会をアプローチする」、「利用者への個別の栄養指導」などがありました。
学習会の講義内容で、食事サービス利用者に理解してほしいこと、伝えたいことは、「健康なからだを維持するためには、なるべくたくさんの種類の食品を摂取することが大切なこと」、「健康長寿になるには粗食ではなく、たんぱく質を十分にとること」、「肉、脂肪を含めたバランスのよい食事を心がけること」、「食事サービスにおける衛生面、特に、食べ残しを廃棄することや食中毒予防方法について」、「食生活指針」などがありました。
食事サービス利用者の家族に対しては、「食事サービスは栄養面だけではなく、人とのふれあいや安否確認が含まれていることを知ってほしい」、「同居の高齢者がいるならば、一緒の食卓を囲んで家族と共食してほしい」などの意見がありました。
地域の方々に対して実施したいことは、「会食サービスを定期的に実施する呼びかけを行う」、「食事についての勉強会を開催する」、「地域づくりのために、ふれあえる場、共食の場を提供する」、「積極的に食生活支援のアピールをする」などがありました。