協会の活動 | 公益財団法人すこやか食生活協会

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　1.高齢者・障害者等への食生活に関する知識と情報の提供

音声ファイルをwma形式でダウンロードできます。
ご希望の「章」を右クリックし、「対象をファイルに保存」を選択してダウンロードしてください。

（1）月刊「声の食生活情報」（昭和60年4月創刊）

　視覚障害者に対し、食生活に関する知識と情報を録音したカセットテープとデイジー対応のＣＤを毎月無償で提供しています。その内容は、日々の食生活を豊かにする健康、栄養、料理、食の話題、食文化などの知識と情報を網羅しています。送付対象は約1,500名の視覚障害者です。個人のほか点字図書館や盲学校などにも送付し、多数の方々にご利用いただいております。その録音、発送などの作業は、ボランティアの方々に支えられています。

（2）随時提供する食生活情報

　視覚障害者に対し、特定のテーマによる食生活改善のための知識と情報をカセットテープやＣＤにより提供しています。これは、賛助会員企業や団体等のご協力によるものです。
　また、「食料・農業・農村白書」の音声版を提供しています。

（3）ホームページによるレシピの紹介

　ホームページ「すこやか食生活ネット」では、毎日の食事の献立のヒントとなるレシピを多数紹介しています。料理の写真が掲載されており、作り方を音声で聴くことができます。

ホームページURL
http://www.sukoyakanet.or.jp

　2.高齢者・障害者の食生活環境のバリアフリー化の推進

　高齢者や視覚障害者でも、自ら「買い」「使い」あるいは「料理して」食生活を営めるよう、食の「バリアフリー化」への流れを促す活動を進めています。

（1）牛乳パックの切り欠き

　当協会の提唱により、目の不自由な方々にも生乳を100％使用した「牛乳」とその他の飲料を区別できるよう、500ml以上の屋根型紙パック牛乳の頂上部に、半円形の切り欠き（くぼみ）がついています。

（2）食生活用品ガイドブックとレシピ集

　障害者や高齢者が使いやすいユニバーサルデザインの調理器具や食品の容器包装を紹介する「障害者・高齢者にやさしい食生活用品ガイドブック」を平成21年に作成し、障害者団体、高齢者団体等に広く配布しました。この冊子は、当協会のホームページからダウンロードできます。
　平成22年度は、障害者や高齢者が使いやすい料理のレシピ集を作成します。
〔（財）日本宝くじ協会助成事業〕

（3）即席食品及び冷凍食品の正しい知識の普及

　調理が便利な即席食品や冷凍食品は、日常の調理にハンディを抱えがちな高齢者や障害者にとって便利な食品です。その正しい知識を身につけてもらうとともに、使い勝手を良くするための要望を汲み上げることを目的として、アンケート調査を実施しています。
〔平成21年～23年度、(社)日本即席食品工業協会、(社)日本冷凍食品協会助成事業〕

　3.食育の推進

（1）食育に関する情報の提供

　「食事バランスガイド」の解説などの食育に関する情報を、パンフレット、CD（デイジー対応）などにより提供しています。また、当協会のホームページにもこれらの情報を掲載しています。

（2）食品企業・団体と連携した食育の推進

　食品企業等と連携・協力関係を結び、当協会の「食育」に関する知見・経験を生かして、食育を推進して参ります。　平成22年度は、外食産業や冷凍食品業界の企業・団体と連携して、「食事バランスガイド」を活用した日本型食生活の実践等の食育活動に取り組んでいます。〔農林水産省補助事業〕

（3）食育のモデル実証団体の成果の普及

　食育の推進のため、全国各地でさまざまな活動を展開している団体(モデル実証団体)の活動振りなどをフォローしてホームページで公開し、食育への取組の広がりを地道に応援しています。

（4）ふれあい体験交流

　当協会は、牧場などの協力を得て、障害者が畜産業の生産や流通の実態に肌で触れて畜産業への理解を深めるための事業を実施しました。その経験をもとに、牧場が障害者を受け入れる際に利用できるマニュアルを作成し、配布しています。
〔（財）全国競馬・畜産振興会助成事業〕