調理の意味を知ってコツを身につける |
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1 調理の下準備
(1)無駄にしない材料選び
作る料理と食べる量を考えて購入しよう。冷蔵庫の中身や食材を点検し,無駄や食べ残しのないように。
(2)使う材料と調理用具は調理の手順を考えて準備し、必要以上に調理台に置かない。
(3)下ごしらえの基本
- 洗う
- 野菜は汚れやあくを,魚は汚れやぬめりを取り除く。
- 肉は洗わないのが原則。
- 切る
- 素材の形を整え食べやすくする。
- 火が通りやすく味をしみ込みやすくする
- 見た目や仕上がりを美しくさせる。
- 繊維に沿って切るせん切り,繊維を断ち切る小口切り,煮くずれを防止する面取りなど調理のでき上がりを考えた切り方で。
- 湯通し
- 魚や肉などの表面にさっと熱を加え,臭みやあくを除く。
- 油通し
- 油料理の時に野菜は色鮮やかに,肉はやわらかくするために低温の油で仕上げる方法。(中華料理でよく使う。)
2 加熱調理の方法
(1)焼く
- 肉や魚のうまみを逃がさないように,表面を強火で素早く焼き,徐々に中に熱を通す調理法。
- 直火焼き…網や串で火にかざして加熱。
- 間接焼き…フライパンなどの上で加熱。
- 蒸し焼き…オーブンの輻射熱を利用。
(2)煮る
- 調味料とともに加熱し,味をしみ込ませていく調理法。
- 煮方には含め煮,煮しめ,照り煮,いり 煮,煮浸しなどがある。
- 材料に適した鍋を選ぶ。
(3)蒸す
- 蒸気で加熱するので,形をくずさず,器のまま加熱するのにむく。
(4)炒める
(5)揚げる
- 高温の油の中で加熱し、素材に油のおいしさや香味が加わる調理法。
- フライ,天ぷら,から揚げなどの衣揚げ,素材をそのまま揚げる素揚げがある。
*加熱調理上の注意
- 蒸気や湯気でやけどをしないようにする
- 油を使う場合は,油はねの危険を伴うので,材料の水きりはしっかりと。
- 過熱のしすぎは発火の原因になるので注意する。
3 生で食べる料理
素材のもつ味,香り,歯ざわりをそのまま生かす料理。素材の鮮度が決め手になる。
- 魚や肉のさしみ
- 野菜や果物などのサラダ
- 野菜や魚介類の酢の物
- 野菜などの漬け物
4 後片づけ
後片づけは次の調理の準備。調理用具は整理整頓し,台所を清潔に保つ。
*環境を考えた後片づけを
- 使った食器は,汚れの少ないものから洗う。洗剤は使い過ぎないようにする。
- 油は適切な処理を。
- ゴミの分別は正しく行う。
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