自分に適した調理環境を整える

1 台所のチェック

 台所の配置,スペース,使い勝手を確認してみよう。流し台,調理台,ガステーブル,電子レンジ,冷蔵庫,食器棚などの配置や使い勝手を自分の調理行動に合わせ最適の状態に。

2 安全で機能的な加熱調理機器

(1)電気が熱源の機器には炎が出ないで安全な電子レンジ,電磁調理器,オーブントースター,電気炊飯器があり,これだけあればほとんどの料理ができる。多機能型よりも、単純で操作しやすく,表示が見やすいものを選ぶ。音で教えるものも出ている。
  1. 電子レンジ
    単機能型で操作しやすいものが便利。点字表示,音声ガイド機能付きも出ている。
    *電子レンジの用途が広がる付属品
    • 加熱用フード
      ラップをかぶせる手間が省ける。
    • すのこ式蒸し器
      ごはん,シューマイなどを蒸すのに便利。
  2. 電磁調理器
    強火から弱火まで火加減自在。鍋をおろすと発熱は停止されるので,食卓で安心して使える。見やすい表示,音声ガイド機能付きが便利。

    *電磁調理器に使用できる鍋
    材質は磁力が働く鉄製,ホーロー製,ステンレス製の鍋に限る。大きさは直径12〜26センチで底が平らなものがよい。
  3. オーブントースター
    オーブン機能としてグラタン,焼き物など応用範囲は広い。少人数に大変便利。
  4. 電気炊飯器
    ご飯は食事の基本。操作しやすく内釜の目盛りがはっきりして,適容量炊けるものを選ぶ。
(2)安全で使い勝手がよくなったガステーブル
  1. ゴトク,点火,火力調節,ロースターの使い勝手のよいものを選ぶ。
  2. 最近は,火が消えると自動的にガスを止める立ち消え防止,天ぷら油過熱防止,一定時間後に自動消火する消し忘れ防止などの安全機能が付いているものが選べる。

    *ガスを使用する際はガスの元栓の開閉や 換気扇の確認を。

3 調理用具のそろえ方

(1)種類は最小限に。使いこなすことがコツ。 (2)あれば便利な調理用小物 (3)はかる道具
  1. 量を計る
    計量カップは容量200ミリリットル,計量スプーンは大さじ15ミリリットル,小さじ5ミリリットル。
  2. 手ばかりのいろいろ
    卵1個の重さ(50〜60グラム)を基準にして重さを計る。材料をつかむ,握る,調味料を指でつまむなど自分の手で見当を付けて重さを量で換算。


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