1 活動の目標


 少子高齢化の進行と経済成長の停滞の下では、高齢者も障害者も国や地方自治体による「公助」だけに頼ることは難しくなってきたと言わざるをえません。

 高齢者・障害者も元気に自立し、趣味などに取組み、自己実現を図りながら、社会へ参加・貢献できる健康・長寿を願っています。しかしながら、人間誰しも加齢に伴い感覚や運動機能の低下は避けがたいものがあります。

 そこで、国などの「公助」に頼りたくなるのは、自然の勢いです。しかし、「公助」の拡充が難しいとされる21世紀においては、高齢者・障害者がお互いに助け合い、支え合う「共助」が重要な位置づけになるのは言うまでもありません。「自助、共助、公助」の3本柱が巧みに組み合えば、高齢者・障害者の生活の質は格段に向上することになります。

 公益財団法人すこやか食生活協会は、このような理念を踏まえて、次のような活動を展開しています。

 第一は、高齢者・障害者が健康づくりの出発点になる、食生活の知識・情報を高齢者・障害者が受け取りやすいかたちで提供します。

 第二は、高齢者・障害者が自立的な食生活を実践するための、環境づくりです。すなわち、安全で使い勝手のよい台所、調理用具、食器、更に、食品の容器・包装のユニバーサルデザインの推進です。

 第三は、高齢者・障害者が安全で、楽しく安心して買物や外食ができるノーマライゼーションの地域づくりです。

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